45°曲がった薪ストーブの煙突掃除3  日本製FRPシャフト(プラポール)~大成功

 

前回の中国製ナイロンシャフトは柔らかいだけで復元しないので、我が家の45°2度曲がりの煙突は掃除できませんでした。

何かいい材料はないかとホームセンターを探し回っていたとき見つけたのがこれ!

プラポールという農業で使うビニールトンネル用の資材です。

 

中身はFRP(繊維強化プラスチック)ワイヤーで、外側が樹脂(材質は不明)で覆われているものです。

色々な製品が販売されているようですが、今回注目したのはこの直径5.5mmのプラポールという商品です。

手に取ってみるとかなりの弾力があり、45°曲がりの煙突はらくらく通過しそうです。

しかも力を抜くと瞬時にまっすぐに戻ります

求めていたのはこの性能でした。

 

しかも価格は2.1mのもので1本129円という安さ。

これを3本つなぐと6.3mとなり、我が家の煙突にはちょうどよい長さとなります。

 

問題はどうやって繋ぐかですが、M6の長ねじM6の高ナット(長さ30m)を使うことにしました。

高ナットは1個150円くらい。

6個で900円です。

 

長ネジは手持ちのものを使用しました。

まずブラシ部分は今まで使っていたホンマ製の物を使うのでM9の雄ネジです。

従ってホンマ製のスチールシャフトについていたM9の雌ネジをシャフトから切り離し、雌ねじの反対側に直径6mmの穴を開け、M6のネジを差し込みロウ付けします。

 

これでブラシとシャフトが接続できます。

 

シャフトとシャフトの接続は、長ねじと高ナットを使い次のような部品を作ります。

一番右は先程作ったブラシ接続用です。

 

 

オス側作り方は、まず長ねじを15mmほどに切り、

高ナットに5mmねじ込み、ロウ付けします。

シャフトが入る部分は5.7mmのドリルでネジ穴を拡張します。

シャフトの直径は5.5mmですが、5.7mmの穴でやっとねじ込めるようになりました。

さらにシャフトが抜けないようにM2のネジで2個所留めるため穴を開けておきます。

 

シャフトをねじ込んだところ。

これを受けるメス側は高ナットをそのまま使いますが、シャフトが入る部分(長さ20mm)は先ほどと同じように穴を5.7mmに拡張しておきます。

写真はM2のねじで固定したところ。

左2つがオス側、右がメス側。

一番左のネジが長いですが、最下部のシャフトに取っ手を付けるため、長めにしておいたのですが、最終的に全て同じ長さにしました。

 

取っ手ですが、手持ちの直径19.1mmの農業用パイプを使いました。

長さ200mmに切断し、中央にM6のネジが通るように直径6mmの穴を開けます。

 

その裏側は10mmの穴を開けヤスリで削って

M6の高ナットが入るように正六角形にします。

 

 

これを最下部のシャフトに差し込み、蝶ナットで固定して取っ手とします。

 

では、早速煙突掃除を行います。

 

曲げてみるとこんな感じ。

力を緩めるとすぐに真っ直ぐな状態に戻ります。

 

ブラシを差し込み、シャフトを繋ぎながら

上へ上へと挿入していきます。

 

45°曲がりの2箇所は難なく通過しました。

前回できなかった最上部もラクラクです。

早くこの方法を気付けばよかった。

しかもかかった費用はシャフト3本で387円、高ナット6個で900円。
たった1,300円程でした。

 

なお、当方ロウ付けを使用していますが、その部分は直径2~3mmのネジで固定することも可能かと思われます。

参考までに。

 

 

・45°曲がった薪ストーブの煙突掃除1~失敗 はこちら

・45°曲がった薪ストーブの煙突掃除2 中国製ナイロン柄~失敗 はこちら

 

 

Posted by kazu-DIY