ワゴンR XTRONS取り付け

2021年7月19日

 

アンドロイドオート対応カーナビ XTRONS(TBE701L) を取り付けました。

 

 

XTRONSについて

前回ATOTO SA102スターター が運悪く失敗だったので、今回はXTRONS(TBE701L)を取り付けました。
これも中国製でAmazonで購入しました。
価格は約22,000円でした。

この製品は一言で言えばAndroidを搭載したタブレットです。

アンドロイドオートをインストールしたスマホをUSB接続すると、XTRONS上でアンドロイドオートカーナビとして使用できます。

アンドロイドオートについてはATOTOの記事で詳しく説明しています。

またそれとは別にスマホを使ってテザリングしてWi-Fi接続すると、XTRONSがインターネット接続され、タブレットとして使用できます。
そうするとXTRONSにPLAYストアからアプリをインストールして単独で使用することができるようになるので、アンドロイドオートに対応していない「Yahooカーナビ」や「YouTube」などもなんでも使用することができます。

しかもメモリは2GB RAM+32GB ROMなので性能的にも十分です。

取り付け

まずXTRONSと車体側のコネクタとを接続するカプラーが販売されていないので、前回使用したATOTO用のカプラーの車体側とXTRONSのカプラーをハンダで接続しておきます。

あとは前回と同じで配線を接続して組み付けるだけ。

パネルの外し方はATOTOのページを御覧ください。

ここで問題が発生!

ラジオのFMはよく受信するもののAMが全く聞こえません。
雑音のみです。

あれこれ調べて結局車体側のアンテナの回路に12Vの電源が必要であるということがわかりました。
ワゴンRのアンテナの基台部分にブースターが内蔵されていて、これを動作させるために12Vの電源を接続する必要があったのでした。

XTRONSからの配線にはアンテナ用の線がなかったので、アクセサリー電源の12Vを車体側のアンテナ回路に供給することにしました。

これでバッチリAMを受信することができるようになりました。

使ってみて

車のスイッチを入れると次のような画面が立ち上がります。

この画面がホーム画面で、ラジオやブルートゥースで接続した音楽などを聴くことができます。
またスマホと同じように左にスワイプすることにより、いろいろなアプリを表示させることができます。

言語や地域の設定などがややこしい上、おかしな日本語表記なのでわかりにくいですが、なんとか設定できました。
このあたりはこの手の中国製品独特のものですので、機器の操作が好きな人でないと難しいかも知れません。

スマホとナビを接続するため、木材でスマホスタンドを製作しました。

スマホのUSBの端子はType-Cなので、Type-Cのプラグを前後に2つ下から突き出るように配置しています。
手前はXTRONSのUSBケーブルに繋がっており、奥側は5VのUSB電源に繋いでいます。

つまりスマホを手前に挿すとXTRONSにアンドロイドオートが立ち上がり、奥側に挿すと充電のみできます。

まず手前に挿すとアンドロイドオートが立ち上がり

アンドロイドオートナビの画面になります。

音声で検索ができ、ナビを開始すると3D画面になります。

スマホを抜くとアンドロイドオートが解除され、次のようなおもしろい画面になります。

「待つ」というのは「WAIT」
「助けて」というのは「HELP」
日本では「WAIT」や「HELP」をわざわざ日本語に直したりしませんが、自動翻訳機で翻訳した言葉をそのまま使っています。
アルバイトでいいから日本人を雇って聞けばすぐに分かることなのに。

ホーム画面に戻り、ラジオや音楽ソースから音楽を聴くことができます。

ここでXTRONSをタブレットとして使うため、スマホをWi-Fiテザリングにします。
XTRONS側も使用するスマホをWi-Fi親機として事前に登録しておきます。
Wi-Fiテザリングにするとスマホのバッテリーの消費が大きくなるので、スマホスタンドの奥側に挿して充電しながら使います。

事前に「Tethering Toggle」というアプリをスマホにインストールしておき、

アイコンをタップすると、ワンタップでスマホのテザリングが開始されます。
と同時にXTRONSがインターネット接続されたタブレットに早変わり。

事前にインストールしておいた「Yahooカーナビ」のアイコンをタップすると

「Yahooカーナビ」が立ち上がります。

こちらも音声で検索できるし案内画面では3D表示となり、とても見やすいです。

やはり「アンドロイドオートナビ」より「Yahooカーナビ」の方が見やすい。

このときスマホでは独自に他のアプリを動作させることができます。

XTRONSではタブレットとして動作しているので、別のアプリを立ち上げることもできます。

結果的にスマホ画面とXTRONS画面で2種類のAndroidアプリを同時に動作させることができます。

運転中はナビ以外は使わないほうがいいですが、停車中は例えばXTRONSで「Yahooファイナンス」を見ながらスマホで「証券会社のアプリ」を立ち上げて株の売買をする、なんてこともできるはず。

これはおもしろい!!

またラジオをONにしているとナビ使用中ももちろん聞けますが、困ったことに聞きたくないときにラジオをOFFにしても、エンジンを切って再びエンジンを掛けると必ずまた勝手にラジオがONになるのです。

メーカーに問い合わせると、仕様だからどうしようもないという返事でした。

ならばということで、ラジオを聞きたくない時は他のソース、例えばUSBメモリー(未接続)の音楽を聞くようにしておけば鳴らなくなりました。

このあたりの細かい詰めができて寿命が長ければ満点ですね。

 

Posted by kazu-DIY