トイレの水漏れ 止水栓パッキンを交換

2018年6月16日

 

トイレの床に水漏れ発見。止水栓のパッキンを交換しました。

 

水漏れ箇所の特定

ある日、2階のトイレの床に水たまりを発見。

これはどこからか漏れていますね。
指で怪しい場所を触って確認したのですが、どこなのかわかりません。
とりあえず床の水を拭き取って、様子を見ることにしました。

2日後、また水たまりができています。
どうやらほんの少しずつ漏れているようです。

今までの経験から、水漏れは自然に直ることは絶対になく、今のうちに修理をしておかないとだんだんひどくなります。

今度は指で触ってみて水気がある所がわかりました。
止水栓の下に水気がありました。
奥の止水栓の根元と、上部の分岐金具やコック周りは全く水気がありません。
ということは、明らかに止水栓のパッキンですね。

ではさっそくパッキンの交換をしましょう。

パッキン交換

今回使用した工具は、モンキースパナとマイナスドライバーのみ。

この柄が短く、口が大きく開くモンキースパナは、水道関係の工事には欠かせません。
水栓周りは、狭い所が多く、またナットも大きいものが多いので大変重宝します。

まずは2階専用の止水栓を閉じて、2階への水の供給を止めます。

2階の他の水栓を開いて水圧を抜きます。
この時、混合水栓の場合は、必ず湯ではなく水が出るように開きます。そうしないといつまで経っても給湯器から湯が供給されるため、水が止まりません。

なお、サーモスタットがついている水栓では、水が出るようにダイヤルを回しても、湯が出ることもありますので、そのような水栓で水抜きはしないでください。我が家はそうでした。

水が抜けても少しは水が垂れるので、止水栓の下に洗面器などを置いておきます。

止水栓のキャップナットを外します。

マイナスドライバーでネジを外す方向に回すと、スピンドルといわれるパッキンが付いた部分が外れます。

指で触ると黒いものが付くので寿命ですね。これでは水漏れします。

これがスピンドルから古いパッキンを抜いたところ。

右側がコマパッキンで、これでトイレに供給する水を開閉します。ケレップともいいます。
左側が三角パッキンで、これで止水栓から水が漏れるのを防ぎます。パッキンの断面が三角形なので三角パッキンといいます。

今回は水漏れの原因は三角パッキンの劣化なので、これだけを替えれば水漏れは止まるのですが、コマパッキンも消耗が激しいのでついでに交換しておきます。

次の写真は新しく買ってきた三角パッキンとコマパッキンです。
細かいところでは微妙に違うのですが、サイズは同じなので大丈夫。

新しい三角パッキンとコマパッキンをスピンドルにはめます。

これを止水栓にマイナスドライバーで奥までねじ込みます。
これで止水状態に。

次にキャップナットをしっかり取り付けます。

2階への止水栓を開け、水漏れがないことを確認して、トイレの止水栓を全開にします。
水漏れがなければこれで完了。

文章にすると長いですけど、かかる時間は数分ですね。

三角パッキンが2コ入で213円、コマパッキンが2コ入で159円なので、合計372円。
普通水漏れを水道屋に頼むと、数千円はかかると思うので、その分節約になります。

部品はどちらも2コ入だったので、ついでに1階のトイレも交換しておきました。

これであと10年以上は大丈夫でしょう。

Posted by kazu-DIY