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裏庭に単管パイプとポリカ波板でサービスヤードを作った
裏庭のデッドスペースにサービスヤードを作りました。
以前浴室デッキのところで紹介したように、浴室デッキの下に物が詰まりすぎて使い勝手が悪くなった物置があり、さらに隣家の植物が侵入してきてデッドスペースになっておりました。
今回はこのスペースを波板で囲ってサービスヤードを作ります。
幅は広いところで1.8m、狭いところで1.3m、奥行きが6.5m、つまり細長い台形で広さは10平方m、約3坪。
構造
浴室デッキの下部は単管パイプを使っているので、そのパイプに垂木ジョイントを使って垂木を取り付け、さらにポリカ波板を貼ります。
![](https://i0.wp.com/kazu-diy.com/wp-content/uploads/2020/01/K-2019-03-04-17-12-0_R.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
基礎
以前庭のウッドデッキに使っていた基礎を保存していたのでそれを使います。
ツーバイフォー用の基礎はそのまま単管パイプを中央に配置し、後でモルタルで固定します。
![](https://i0.wp.com/kazu-diy.com/wp-content/uploads/2020/01/K-2019-03-09-14-50-0_R.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
束石もいくつか手持ちがあったので、振動ドリルで穴を開けボルトを打ち込み、基礎として使用します。
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配管があって基礎を置けない所は・・
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モルタルで基礎を作ります。
![](https://i0.wp.com/kazu-diy.com/wp-content/uploads/2020/01/K-2019-03-17-11-04-0_R.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
あとはどんどん単管パイプを延長していきます。
![](https://i0.wp.com/kazu-diy.com/wp-content/uploads/2020/01/K-2019-03-14-17-50-0_R.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
屋根
浴室デッキを支えている柱は、波板の屋根を貫通するので屋根を伝った雨が柱に入り込まないようする必要があります。
最初ポリカを曲げるのにヘアードライヤーを使ってみましたがびくともしません。
ガスバーナーを使ってやっと曲げることができました。
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このように配置して雨水が入らないようにします。
![](https://i0.wp.com/kazu-diy.com/wp-content/uploads/2020/01/K-2019-03-02-17-23-0_R-1.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
垂木(たるき)と波板
垂木は雨のかからない場所なので塗装の必要はないのですが、一応キシラデコールを塗っておきました。
プロならこんな無駄なことしません。たぶん。
波板は金切り鋏でチョキチョキ。
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波板を垂木に止める方法は、釘と波板用ネジの二通りがあります。
釘は安価ですが打つときに大きな音がするのと曲がりやすいという欠点があります。
何よりも困るのが波板を張り替えるとき、抜くのがとても大変なことです。
一方ネジは高価ですが扱いが簡単。
下穴も開けなくて大丈夫です。
直接波板に押し当ててねじ込んでいけます。
ということで私は波板を固定するときはいつもネジを使っています。
節約には反するのですが、後々のことを考えたらネジのほうがいいです。
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浴室デッキの下からどんどん波板を貼り付けて行って、いよいよ最後の1枚
ありゃ!
最後の1枚が垂直ではない!
というか、斜めになって柱と合わない。
よく考えてみると何枚も適当に繋いでいくのだから合うはずがないです。
プロは一体どうやって貼っていくんだろう。
身近にプロはいないのでとりあえず自分で解決しなきゃ。
しばらく考えて、結局最後の1枚は柱に合わせ、その前の1枚とは平行でないまま固定することにしました。
ぱっと見た目にはわからないのでこれで良しとします。
このあたりにこだわりは全く感じられません。
棚
単管パイプのいい所はどこでも好きなところで接続できることです。
棚が欲しいところに余った短い単管パイプを直角に繋ぎ、その上に板を載せたらたちまち棚が出来上がります。
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棚の固定にはサドルバンドの50mmというサイズがぴったりです。
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板は旧浴室デッキのあまり腐っていない板をリサイクルしました。
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垂木にLフックを取り付けるとコード類を吊るすことができます。
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扉
扉は垂木で枠を作り、合板で補強し波板を貼って作りました。
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ラッチは外からも中からも開け締めできて、風が吹いても開かないようにするため自作しました。
ラッチとは扉が勝手に開かないように固定する部品です。
長ネジを切ってベルトサンダーで削り
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このような部品を作ります。
![](https://i0.wp.com/kazu-diy.com/wp-content/uploads/2020/01/K-2019-04-20-15-42-0_R.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
ハンドル部分はディスクグラインダーで加工し
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このような部品を作ります。
![](https://i0.wp.com/kazu-diy.com/wp-content/uploads/2020/01/K-2019-04-20-12-41-0_R.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
ステンレスパイプを切ってスペーサーとして使い
![](https://i0.wp.com/kazu-diy.com/wp-content/uploads/2020/01/K-2019-04-20-15-37-0_R.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
このようなラッチを作りました。
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こういう部品は日頃からああでもないこうでもないと考えていて思いついたものです。
いいアイデアが浮かぶ瞬間がDIYの醍醐味です。
照明
夜でも作業できるよう照明を設置しました。
使っていないLED電球を3個持っていたのでそれを使います。
入り口が2箇所あるので3路スイッチとします。
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スイッチは屋外用のスイッチをスイッチボックスに取り付けました。
スイッチボックスはこのような単管ジョイントが売られているので
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これに穴を開け
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スイッチボックスを取り付けます。
![](https://i0.wp.com/kazu-diy.com/wp-content/uploads/2020/01/K-2019-04-05-16-04-0_R.jpg?resize=225%2C300&ssl=1)
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完成
サービスヤードなので作業することもあります。
そこでそれなりに作業ができるよう、机を作りました。
これも限られたスペースに単管パイプを使って、
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このような机を作り
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ベルトサンダー、万力をセットしました。
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完成したサービスヤードがこれです。
![](https://i0.wp.com/kazu-diy.com/wp-content/uploads/2020/01/K-2019-12-25-21-41-0_R.jpg?resize=300%2C225&ssl=1)
かかった費用は必要な材料を継ぎ足しながら買っていったので、いくらかかったのかよくわかりませんがドンブリ勘定で次のとおりです。
単管パイプ 約2万円
単管パイプ用ジョイント 約2万円
ポリカ波板 約2万円
配線関係 約4,000円
その他様々で合計8万円位だと思います。
使いにくくてどうしようもなかった物置とデッドスペースが、とても使いやすいサービスヤードに変身しました。
3週間もあったらできるだろうと思っていたら、3ヶ月もかかってしまいました。
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