実録! 糖尿病と運動の関係
僕は2型糖尿病である。
失明などの合併症はまっぴらなので、血糖値には気をつけている。
ある日かかりつけ医から「リブロPRO」を紹介された。
紹介と言ってもその医院ではじめて取り入れてみたので、「使ってみない?」と言われたのだ。
どうやら僕がパソコンの操作が得意だと思っているらしく、タダで使わせてもらう代わりに医院のパソコンにソフトをセットアップして欲しいということだった。
早速医務室のパソコンでソフトをダウンロードしてセットアップし、センサーを上腕に取り付けてみた。
15分おきに血糖値を測定し、2週間ぶっ続けでセンサー内のメモリにデータを保管するのだ。
2週間後再び医院におもむき、パソコンでデータを印刷してみた。
データはいろいろな形で出力できるのだが、血糖値を時系列で表示させてみた。
これが一番わかりやすい。
その結果が次の表です。
ちなみに食べたものと時間をメモしておいたので、表に記入してみた。
すると1月31日、うどんを食べたら血糖値が200になっている。
しかし2月3日、ラーメンを食べたらほとんど血糖値が上がっていない。
これを見てかかりつけ医が「うどんは血糖値が上がるのだよ」と大騒ぎ。
しかし怪しい。
2月7日、バナナを1本食べただけで200を超え、さらにおじやを食べたら250位に上がった。
2月12日バナナとサラダだけで軽く250へ。
これはどうも食べ物だけの問題ではない、と気付いた。
そこでウオーキングの記録も取っていたのでそれを記入してみた。
(上の表ではすでに記入済み。)
僕は糖尿病対策で近くの130mほどの高さの里山をウオーキングしているのだが、それを記入した。
歩いている時間帯を青のマーカーで印をつけた。
するとなんとウオーキングをしたあと、その日は夜寝るまでほとんど血糖値が上がっていないのだ。
2月3日・5日を見てほしい。
ほぼ血糖値は140以下。
しかしその次の日、ウオーキングをしなかった4日・6日は血糖値は大きく上昇しているのだ。
その他の日もほとんど同じ傾向。
このことを医者に報告すると
「運動の効果は2日はもつんだけどねえ」
と言われたのだが、僕の場合は有効期限はその日限りということがわかった。
理由はともあれこれで運動の効果はハッキリした。
7,000円ほどするセンサーをタダにしてもらった上にすばらしい発見ができた。
この件もあって雨の日以外、毎朝軽く山歩きをしている。
短くて2.4km、高低差120m。
夏は暑いので6時半出発。
僕はこれでHbA1cを6.0に保ってます。
ときどき広告でHbA1cが2周間で0.8も下がったなどと言っているのがあるけど、あれは大嘘です。
HbA1cは過去2ヶ月の血糖値の履歴みたいなものだから、2周間でそんなに下がるわけない。
下がるにしても徐々にしか下がらないものです。
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