インパクトドライバー垂直穴あけ器の製作
DIYを趣味とする者にとってボール盤はぜひ欲しい機械のひとつなので、今は安物ながらボール盤を導入しているが、それ以前は垂直に穴あけをするのは至難の技だったのです。
また、たとえボール盤があっても大きな材料はボール盤では穴あけは無理なので、インパクトドライバーもしくはドリルドライバーに取り付けて垂直に穴を開ける補助具があればいい。
ホームセンターでは次のような補助具が販売されていて、
こうやって使うのだが、
値段が高い割に使いにくくネジの部分がすぐに駄目になって使い物にならない。
なんとかならないかと常々思っていたのだが、ある日ホームセンターをブラブラしていて、何気なくステンレスパイプを眺めていて気がついた。
直径9.5mmのステンレスパイプにM8のネジがちょうど入ることを発見。
これは使えそう。
(パイプのメーカーによっては肉厚の違いにより入らないものもあります。)
いきなりだが作ったのがこれ。
左がインパクトドライバー用、右がドリルドライバー用。
真ん中がインパクトドライバー、ドリルドライバー共用の材料に当てるスライドプレート。
インパクトドライバーにセットして
スライドプレートを3箇所の穴に
入れる。
するとスライドプレートはインパクトドライバーの軸方向にまっすぐ動く。
スライドプレートを穴を開ける材料に当て、手で押さえたままインパクトドライバーを下ろすと垂直に穴が開く。
次にドリルドライバー用。
スライドプレートをセットし
材料に当て、ドリルドライバーを下におろして穴を開ける。
作り方は、まず合板で各プレートを作るのだが、穴を開ける位置をピタリと合わせる必要があるため、まず1枚を作りそれをもとに順次同じ箇所に穴を開けていく。
最初は3mm程度の小さな穴を開けて精度を出し、
その穴を利用して必要な直径の穴を開ける。
9.5mmステンレスパイプの穴は9.5mmのキリで開け差し込むと、きっちりして動かなくなる。
ステンレスパイプに入る棒はM8のステンレス長ネジのネジを切っていない部分が長いタイプを使用。
各プレートを結ぶネジは鉄のM6を使用。
使用する機器によって各サイズが異なるので、作ってみようと思われる方はご自分のインパクトドライバー等のサイズを測って設計してください。
ちなみに僕が使っている機器はインパクトドライバーは日立工機のWH14DBAL、ドリルドライバーは同じく日立工機のDS14DBL。
随分前の機種です。
なお実際使ってみてドリルドライバーは使うことはありませんでした。
インパクトドライバーだけで十分。
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