トイレのリフォームをDIY~1階便器の交換
もう30年ほど使ってきた便器。
機種はTOTO
便器:C720
ロータンク:S721B
便座:アプリコット N1 TCF4111(これだけ十数年使用)
当初は最新式だったけど、さすがに古さを隠せません。
気にくわないことが2点。
・大小の区別はなく、1回使用するたびに13リットルもの水を流す。
・便器のふちの裏側に汚れがこびりつき、掃除をしても取れない。
我が家は雨水・風呂の残り湯をトイレの洗浄水として利用しているのですが、植物の水やりも含めると不足するのです。
最近のトイレは節水が進んでいて、TOTOの場合大で4.8リットル、小で3.6リットルと昔に比べて1/3しか使いません。
年齢も大分進んできたこともあり、最近では夜中にトイレに起きることもしょっちゅう。
そのたびに13リットルも使うのはもたいなさすぎる。
今まで30年位使ってきたけど、あと30年住むとしたらここらで取り替えておけば最後までもつはず。
ということで、思い切って便器そしてついでにまだまだ壊れそうにない便座も交換することにしました。
便器はTOTOのピュアレストEX(CS400BM+SH400BA)という便器のふち裏がよく見え掃除しやすいタイプ。
楽天で約9万5千円で購入しました。
便座は同じくTOTOのアプリコットF1(TCF4714)。
多機能な割に一番安く、オートなどの機能がついていないものです。
簡単な方が壊れにくく長寿命なのです。
これはメルカリで5万円で購入しました。
これを機会にクッションフロアも貼替えることにしました。
旧便器の跡が残るし、結構汚れているからです。
クッションフロア貼替えは安いし簡単だから、取り替えない選択肢はないと思います。
便器の交換の手順は次の通り。
1 便座を取り外す。
2 タンクを取り外す。
3 便器を取り外す。
4 配管を取り外す。
5 クッションフロアを剥がす。
6 新しいクッションフロアを貼る。
7 配管を取り付ける。
8 便器を取り付ける。
9 タンクを取り付ける。
10 便座を取り付ける。
TOTOの製品はCOM-ET(コメットと読む)で図面やら施工図を見ることができるので、今まで付いていた便器を含め関係のある図面を印刷し、作業をイメージしておきます。
途中で思わぬことが起きたら面倒ですから。
それでもわからないことはTOTOのショールームにいって聞いておきます。
施工に詳しい人が丁寧に教えてくれます。
とにかく少しでも不安な事があると、想定外の出来事に出くわしたときに慌てます。
十分下調べをして、気力が充実した日を見からって作業開始。
便座の配管を外し、便座を取り外します。
このとき配管内の水が漏れるので、下にバケツ等をおいていたほうがいいです。
タンクを取り外すときは、水を流しタンク内の水を抜いておきます。
そうしないとタンクを外した途端、中の水が流れ、水浸しになります。
便器とはネジ2本で止まっているだけなので、簡単に外れます。
便器を外すときは、溜まっている水をポンプで抜き取っておきます。
これをしておかないと、便器を外すとき便器内の水が流れ出ます。必ず。
いつもは触りたくないものですが、このあたりになると慣れてきます。
便器を固定しているネジ4本を外し、
便器を取り外します。
古い止水栓を取り外し、便器付属の新しい止水栓に取り替えるのですが、古い止水栓が硬い。
なんと壁の中の延長パイプごと外れてしまいました。
今回唯一の想定外。
壁の奥の雄ネジにシールテープを巻かないといけないのですが、この小さな穴では不可能です。
そこで仕方なくジグソーで大きめの穴を開け、
シールテープを巻いて接続しました。
今回この作業が一番の難関でした。
クッションフロアを剥がします。
巾木との間はシーラントで埋められているので、端のほうだけカッターで切込みを入れ、ノミで端を浮かせて剥がしていきます。
youtubeで調べるとみなさん剥がすのに苦労し、型紙を作って切り出していますが、やってみると破れもせず簡単に剥がれました。
弱い接着剤を使ってくれていたようです。
ありがたい。
したがって剥がしたクッションフロアをそのまま型紙として使い、新しいクッションフロアを簡単に切り出すことができました。
これは想定外でラッキー。
フランジ(便器と排水管を繋ぐ部品)の部分のクッションフロアは残し、その他の部分だけ張替えします。
フランジを取り外すのは困難だからです。
新しいクッションフロアを貼ります。
将来張り替えるときに楽なように両面テープを使いました。
端はシリコンシーラントで埋めるのが普通ですが、手持ちのジョイントコーク(クリア)で埋めました。
やはりクッションフロアを新しくすると、フレッシュな雰囲気に一変します。
さていよいよ新しい便器の取り付けです。
今までの便器は後ろの壁から380mmの位置にフランジが付いていましたが、最近の便器は200mmに統一されています。
新しい便器の排水口から既存のフランジに繋げるため、型紙を用いて
床排水アジャスターの長さを調節し
組み立てます。
フランジに新しいパッキンを置き、
床排水アジャスターをフランジに接続したら、あとは便器を取り付けるだけです。
便器の排水口を床排水アジャスターにはめ、便器をネジで床に固定します。
タンクをねじ止めします。
配管を接続します。
便座を取り付けます。
止水栓を取り付けるときに開けた穴は、合板を使い、
表面を色味の似た以前使った襖紙の残りを貼りました。
総額15万円位でした。
ネットを見るとみなさん便器の交換など3~4時間ほどでできるとか書いてありますが、ホントかね。
ほぼ1日かかりました。
普通業者に頼むと25万円くらいかかるから10万円ほどの節約です。
さて残った便器の処理は・・・
こちらの自治体ではゴミとして回収してくれないので、処理業者に持っていきました。
便器は1kgあたり35円で回収してくれるので、タンクと合わせて約1,500円でした。
回収した便器は、砕いて埋め立てに使うそうです。
長い間ご苦労さまでした。
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