板襖をDIYで貼替えた
先日本襖を貼替えたので今回は残った板襖の貼替えです。
写真では見にくいですが、こちらもかなり風化しています。
板襖とは表面がベニヤ板でできている引き戸で、襖紙が貼ってあります。
反対側は洋室で壁紙が貼ってあります。
本襖と違い両面がベニヤ板なので重いです。
板襖の場合、貼る面がベニヤ板なので襖紙を直接張ってもきれいに貼れます。
本襖のように襖紙を濡らしたあと乾燥収縮させて皺を取る必要がないので、アイロン貼りの壁紙を使用することができ、また一番簡単だと思います。
ただし今回は前回と同じのり付きの壁紙を使うことにしました。
理由はのり付きの方がアイロン貼りより安いからです。
約3分の2の価格です。
さっそく作業開始。
例によって引手を外し、その部分から旧襖紙を剥がします。
簡単に剥がれました。
枠部分にのりがつかないようマスキングテープを貼っておきます。
本襖の場合と同じように、のり付き襖紙の裏側をスポンジで濡らし数分放置します。
この間に襖本体の外側部分5cm位の所に襖用ののりを塗ります。
これはのりを塗らないと本襖のように端を折り返すことができないので、襖紙が乾いて縮むときに、周囲部分が移動して枠との間に隙間ができるためです。
元々襖紙の裏に付いているのりは接着力が弱いので、乾燥とともにどんどん縮みますが、それを阻止するためにより強力なのりを塗るのです。
のりはダマなどがあると表面が凸凹になるので、均一に塗る必要があります。
本襖のときは、軽いので襖紙の上から襖を被せましたが、今回の板襖は重いので、襖紙の上部を持って立てかけた襖に上部を合わせて貼りました。
貼ったあとは皺を伸ばし、すぐに周囲の枠との境目をカッターで切断します。
周辺部ののりを塗ったあたりをローラーで密着させます。
あとは乾燥を待つのみ。
今回は写真のように3枚貼替えました。
本襖より簡単でした。
ただし周囲部分に塗ったのりが一部不足していたのか縮んでしまった所ができてしまいました。
写真右側は枠との隙間がありませんが、左側は2~3mmの隙間ができてしまいました。
板襖は少々高くてもアイロン貼りの方がいいのかもしれません。
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