玄関前に郵便受けと一体となった宅配BOXを自作
ネット通販が増えてきたので、宅配BOXは必需品となってきました。市販のものは価格が高いし、今ひとつしっくりこないので自作しました。
きっかけ
ネット通販が普及し、生活用品も近くの店を色々探すより、ネットで探したほうが速いしいいものがすぐに見つけられる時代になりました。
そうなると通販が増えるのですが、困るのが受け取りのときに自宅にいないといけないことです。
時間指定ができるとはいえ、その時間には必ずいないといけないし、再配達も気が引けます。
宅配BOXがあればいいのですが、市販の宅配BOXも種類が豊富になってきましたがなかなかいいものが見つかりません。
宅配BOXの条件としては、
・鍵が掛かること
・用意に持ち運びができないこと(宅配BOXごと盗まれないように)
・印鑑を設置できること
等ですが、市販のものはどうしても玄関先にドンと置いてしまうようになります。
構想
構想を練ること約半年。
なんとか実現できそうなアイデアを思いつきました。
場所はこの玄関脇の郵便受け。
郵便受けを少し小型にして、その下に宅配BOXを2個設置することにしました。
この手の設計で一番先に考えるのは、鍵をどうするかということです。
これを最初に決定しておかないと、後で行き詰まります。
鍵の条件は
・施錠していないときと施錠するときにキーは必要ない
・解錠するときだけキーが必要である
・施錠したらロック部分にある程度のストロークがある
等ですが、探したらありました。
TRUSCOのプッシュロックミニです。
これを2個使いますが、同じ鍵番号にしておけば、どちらも同じ鍵で開けることができ便利です。
製作
古い郵便受けの扉を外し、小さくした郵便受けの扉をつけます。
とりあえず下の部分を全部外します。
宅配BOXの奥行きを確保するため、後ろを延長します。
そのため後ろの板は丸鋸で切断します。
後ろの板が取れました。
右側の板を延長。
左側の板を延長。
底板を設置。
中板を乗せるとこんなふうになります。
上の扉を付けます。
鍵を取り付ける部分に穴を開け
のみで形を整えます。
鍵を取り付け、正面から見るとこんな感じになります。
鍵を掛けるとこのように突起が内部に突き出すようになります。
アルミアングルを加工し
このような部品を作ります。
そしてこの部品を扉に付けたら鍵は完成です。
追加した合板を塗装します。
出来上がりました。
扉を開けるとこんな感じです。
業者が荷物を入れ、ボタンを押して鍵をかけます。
荷物を出すときは、家の中からキーをもってきて、鍵を開けます。
扉の中には宅配業者向けに説明書きを貼り付けています。
印鑑はシャチハタのキャップレスタイプのものを上からぶら下げ、上下どちらに入れても印鑑を押せるようにしています。
中板は取り外し可能で、取り外すと背の高い荷物を入れることができます。
ある日、背の高い荷物が届いていました。
ちゃんと中板を外して、入れてくれていました。
宅配業者さんご苦労さま。
かかった費用は合板と鍵2セットのみです。
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