ガタピシ網戸の修理
網戸がガタピシして動きが悪い。ついにレールから外れて動かなくなった。さて・・・
室内に侵入してくる蚊がやけに多いなと思っていたら・・
あれま、網戸に隙間があるじゃないですか。
上はきっちりしまっている。
これは傾いていますね。
網戸の傾きの直し方
次のように傾いているとき、左側を上げるか右側を下げるとまっすぐになります。
当たり前。
左下の部分を拡大したら次のようになります。
戸車固定ネジは緩めずに、下の戸車高さ調節ネジを右(時計回り)に回すと戸車は下がって網戸は上昇します。
さっそく網戸の左側戸車のネジを右に回して網戸を上げます。
が、あれ、思ったほど直らない。
今度は右側の戸車のネジを左に回して網戸を下げます。
最初より隙間は減ったものの完全にまっすぐになりません。
ま、蚊が入ってこなければいいか
と、この時点ではこだわりはなく、むしろいい加減。
部品の破損
この網戸はリビングから庭に出入りするところなので、しょっちゅう開け閉めするところです。
何回か開け閉めしていたら動きが悪くなり、力を入れて無理矢理開けていたらガタッ!という音とともにレールから外れてしまいました。
仕方なく網戸を外します。
外し方は、まず上部の外れ止めを解除します。
外れ止めは網戸が上に行かないようにしているプレートなので、これを固定しているビスを緩めて下へ下ろすだけです。
我が家の網戸には下部にも外れ止めがあります。
これは万が一網戸が上に上がったときでも、外れないよう戸車とは別の車輪が下へダラーンと下がってくる仕組みです。
網戸によってはこの外れ止めは付いていない場合もあります。
これに小さなつまみが付いているので、これを網戸と一緒に上へ上げると網戸が外れます。
すると何と戸車がポロリと外れるではありませんか。
よーく見ると部品の一部が折れています。
写真ではわかりにくいので次の図を見てください。
これが正常な部品を横から見たところ。
これが壊れた部品。
こんな小さな部分で固定されていたのですね。
こうなると修理するには
・部品を取り寄せる。
・網戸本体を交換する。
どちらにするか・・・
しかし20年以上前の部品があるとも思えないし・・・
とりあえず対策は1日考えることに。
部品を修理
次の日、そういえば家にアルミ板があったはず。
探したら厚さ1mmのアルミ板がありました。
これを使って戸車の欠けた部分を補修することにしました。
壊れた戸車に合うよう現物合わせで線を引いて、穴を開ける部分に印を付けます。
穴は上下調節用が直径3mm、固定用のネジ穴が直径4mm。
上下調節用のビスを使ってアルミの板を固定します。
先に切ってその後穴開けをすると、部品を固定するのが難しいので、先に穴開けをします。
センターポンチで穴開け部分に少しへこみを付け、ドリルの先がぶれないようにします。
穴開け後金切りばさみで切断し、サンドペーパーで角を取ったらできあがり。
これを壊れた戸車にネジ止めしたら完了。
オッなかなかいいじゃありませんか。
取り付け
修理した戸車を固定ネジで固定します。
この時点で網戸左右の高さが一緒になるよう調節しておきます。
ついでに戸車の軸に潤滑油を注入しておきました。
網戸を取り付け、上部の外れ止めを設定します。
外れ止めは一番上まで上げ、そこから1~2mm下げて固定します。
一番上で固定すると上のレールと接触して動きが悪くなるからです。
網戸はまっすぐになり、隙間も全くなくなりました。
さて開閉はどうかな。
オー何とスムーズに開閉するではありませんか。
カタカタという音もしなくなりました。
修理費は0円。
かなりの節約になりました。
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