実録! 白内障手術~乱視付き多焦点眼内レンズの挿入(音声付き)

 

若い頃から近視のためコンタクトレンズやらメガネやらのお世話になってきたので、白内障になったら多焦点眼内レンズを挿入してメガネから解放されたいと思っていたのですが、なかなか白内障が進まずズルズルとメガネ生活を送っていました。

ある日思い立ってある病院の「多焦点眼内レンズの説明会」に参加してみました。

するとなんということか、健康保険の効く単焦点眼内レンズはいつ挿入してもいいが、多焦点眼内レンズは脳の慣れが必要なので若ければ若いほどよい、と言われました。

知らなかった!

ということで、さっそく多焦点眼内レンズを挿入することにしました。

手術代は健康保険は効くがレンズ代は自費というレンズです。

選んだレンズはピュアシーというJ&J社の乱視対応の焦点深度拡張型レンズです。

私は乱視がキツイので乱視対応でないとだめなのです。

レンズの詳しい情報は他のサイトに譲るとして、今年の3月にある程度の休みが採れたので手術を受けることにしました。

実施日は右目が3月16日、左目が3月23日です。

 

さてここからが本題

白内障手術は5~10分程度で終わるとか、水晶体を砕いて吸い取り、新しいレンズを入れるだけとかの情報はあるのですが、今ひとつ実感がわきません。

今回3月16日に右目の手術を受けたのですが、一体今何をされているのかさっぱりわからなかったので、せっかくの機会だから左目の手術のときは解説付きでやってもらうことにしました。

みなさん何をされているのかわかると怖いと感じるようですが、お化け屋敷は次に何が出てくるかわからないから怖いのです。

わかってたらちっとも怖くありません。

もっともお化け屋敷は怖いというよりびっくりしているだけですが。

 

というわけで、今回左目の手術のときは医師の解説付きで行ってもらいました。

右手にスマホをもって録音しながら手術を受けました。

その時の様子を音声だけですが載せておきます。

医師が言うには、今まで20年間手術をしてきたけれど、解説付きで手術をしてくれと言われたのは私が初めてだとか。

ほとんどの人は手術内容がわかると怖いらしいので、そういう方は聞かないでください。

 

なお、プライバシー保護のため音声は加工していますので、少々聞きづらいと思います。

また、バックで何やら歌のような音が聞こえますが、もちろん手術中に音楽は鳴っていませんし、どこから混入したのか不明です。あしからず。

では次をクリックすると手術中の音声が流れます。

一応始まりから終わりまで何が起こっているのか時系列であげておきます。

50″ 乱視用レンズの印を付ける

1’15" 手術開始

1’30" 目の中を広げる薬を入れる

2’30" レンズの表面だけくり抜く

2’50" レンズとレンズの縁を分離させる

3’15" レンズ(水晶体)を砕く

4’55" 水晶体を半分砕き終わる

6’10" 水晶体を全部砕き終わる

6’20" 周りについている残りカスを吸い取る

7’20" 全部吸い取り終える

7’55" レンズが入る

8’05" 乱視の軸を合わせる

8’30" 傷口の消毒

8’55" 終了

9’00" ありがとうございました!!

 

また、手術後の目の経過も表にまとめていますので参考にしてください。

眼内レンズ挿入後の記録(ピュアシー 右目→左目)
月日 内容
3月16日 11:40 右目手術
散瞳と軟膏のためかなりぼやける。
15時頃 麻酔が切れ、少し痛む。
空や白壁が青白く見える。
18時頃 軟膏が薄くなり見やすくなる。
散瞳が収まるが、透明カバーのため像がゆがむ。
22時 痛くはないがゴロゴロが気になるのでロキソニンを飲んで就寝。
3月17日 8:45 受診。カバーを外す。
遠くはよく見えるが、近くはよく見えない。
裸眼では立体視が難しい。
9:15 不思議と今までの眼鏡をかけたほうが立体感がありこの状態で運転して帰る。
14時頃 近くもある程度見えだす。
18:30 夜景の光源が1つに見える。乱視が矯正されている。
ハローはない。グレアは少しあるが気になるほどではない。
20:00 徐々に立体視ができるようになってきた。
3月18日 10:00 受診。視力1.2
3月19日 受診。ウォーキング許可
ゴロゴロ感がなくなる。
3月20日 朝起きた直後はぼやける。次第によく見えだす。
3月21日 朝起きた直後は術前の左目と同程度でぼやけている。
目薬をさして1時間後、起床後1時間半後によく見えだす。
3月22日 起床後30分くらいでよく見えだす。
立体視が少しまともになってきたような気がする。
裸眼右目40cm以上、左目約40cm以上がよく見える。
1.3倍の拡大鏡をかけると、右目23~80cm、左目30~40cmの距離がよく見える。
3月23日 11:30 左目手術
15:30 麻酔がきれる。
寝るまで少しずつ涙が出る。
3月24日 目のゴロゴロ感はなくなっている。
強い光で痛みを感じる。
10:00 受診。透明カバーを外す。立体視は完璧。車で帰る。
20:45 乱視が残っているのか光源が左右に2個見える。
今までの眼鏡をかけると1つに見える。
3月25日 眩しくても痛くなくなる。
10:00 受診。左目残存乱視のため視力0.8。乱視を矯正すると1.2。
ぼやける。
3月26日 午前 左のぼやけが激しい。
午後 午後は少しまともになる。左が遠くの山が二重に見える。乱視による左右のブレはある。
左目を半閉じにすると二重の具合が変わるので、眼球のむくみが考えられる。
3月27日 6:00 右目は起きてすぐでもはっきり見えるようになってきた。
左目はまだぼやけているが、昨日よりはまし。
午後 左右の視力差による違和感がなくなってきた。
照明下では左のぼやけが気になり、違和感がある。
3月30日 10:00 受診。順調だが朝晩左のぼやけが気になる。近方は思ったよりよく見える。
4月6日 10:00 受診。左目の乱視が少し残ったが、朝からはっきり見えるので不自由はない。

 

現在術後2か月ですが、目の状態は安定していてメガネ無しで不自由なく生活できるようになりました。

30cm位の近くは細かい字は見えにくいので、百均の1.3倍(1.2D)の拡大鏡(老眼鏡)を生活している各場所に置いて小さ過ぎる字はそれを使っています。有名なハズキルーペと同じ凸レンズです。

 

思ったこと

・いろんな医院がレビューで、手術を受けたら視力が1.5になったとかいいことばかり挙げていますが、実際私の場合左目に乱視が残ったし、知人も調子があまり良くないと漏らしています。どうやらいいことばかりではないようです。

・眼内レンズは水晶体がなくなり代わりに眼内レンズを入れるので、術前の角膜の屈折の状況を正確に測定する必要があります。しかし目の状態は常に安定しているわけではないので、多少測定にはズレが発生するのだと思われます。また、眼球に小さいとはいえ傷を付けて手術をするので多かれ少なかれ眼球がむくんだりします。つまり多少眼球が変形するわけで、そんなことも視力や乱視に影響していると思われます。生身の体なので現在の医学では計算通りにはならないと思っていた方がいいような気がします。

・あまり過度の期待を寄せて手術を受けるより、今までより少しでも過ごし良くなればいい位に思っていた方が気が楽だと思います。実際私の場合、左目は乱視のお陰で多少ぼやけていますがそれでもメガネ無しで生活できるようになったので、ずいぶんQOLが向上しました。術前は乱視矯正付きの遠近両用メガネを使っていたのですが、これははっきり見えるのはメガネの中心線部分のみで周辺はぼやけていたし景色が歪んで見えていたのでした。また、偏光サングラスを掛けることができるようになり、より一層周りがよく見えるようになりました。

参考までに

 

実録! 副鼻腔炎手術

 

 

Posted by kazu-DIY