LogicoolマウスM590のクリックスイッチ・ホイールチルトスイッチを交換
ずっと使っていたLogicoolのマウスM590
いつの頃からかホイールを右にチルトしたときに動作しなくなって、Excelで右スクロールできなくてちょっと困ってました。
それくらいならいいのですが、最近右クリックスイッチが反応しなくなってしまいました。
このマウス、買ってから2年以上経っているので、保証は切れています。
大体保証が切れた頃に壊れるようになっています。
というか壊れるよりやや短めに保証期間を設定しているとも言えます。
現在は生産停止となっており、中古が1万円ほどで流通しているようです。
新品で買ったときは3000円もしなかったのに。
中のスイッチが壊れただけなのに捨てるのはもったいないし、非常に使い心地が良かったので、スイッチだけ交換できないか調べてみました。
みなさん同じようなことを考えているようで、色々記事が出ていたので実行することにしました。
まずスイッチは大きさと足の本数と位置が合えば交換可能のようです。
M590は静音マウスなので、クリック用のスイッチは静音タイプとします。
サイズはタテ・ヨコ・高さがそれぞれ6mm×6mm×7.3mmです。
で、買ったのはこれ。
Amazonです。
ホイールチルト用スイッチは静音でなくてもいいので、大きさが合うものを探し、次のスイッチを買いました。
サイズは6mm×6mm×4.3mmです。
100個で449円。Amazon。
のちにこれが間違っていたことが判明します。
では、分解します。
電池ボックスの蓋を開け、USBレシーバーを取り外すと中にネジが見えます。
+ネジでドライバーのサイズは00番。
後で出てくるネジもすべて同じサイズです。
このネジを外すと上下に別れます。
「進む・戻るボタン」と基盤がリード線で繋がっていて作業がやりにくいので、コネクタを外します。
ラジオペンチでコネクタの両端をつかんでユサユサ引っ張ると、コネクタが外れます。
ホイールは矢印部分を上に持ち上げると簡単に外れます。
基盤は矢印の3個所のネジを外すことで簡単に外れます。
写真の矢印の2つのスイッチを交換します。
裏返して6箇所のはんだを除去します。
はんだ吸い取り器ではんだを吸い取ります。
吸い取っただけではわずかにはんだが残っているのでスイッチは外せません。
スイッチと基板の間に小さいドライバーを差し込んでこじ開けます。
それでも取れない場合は、ニッパーでスイッチを壊して脚だけにし、再度はんだごてを当て引き抜きます。
あまりはんだごてを当てすぎると基板の回路が剥がれる恐れがあるので、手早くします。
新しいスイッチを付ける前に、脚が入りやすいように0.8mmのドリルで穴を開け直しておきます。
2個所のスイッチを取り外し、右クリックスイッチを付けると次のようになります。
同様に右チルトスイッチを取り付けて完成!
ところが、右クリックは完璧に消音になったものの、右チルトスイッチが重すぎて満足に押せません。
量りを使って調べると作動力(スイッチを押すのに必要な力)は280gもあります。
後日、マルツオンラインでアルプスアルパインのSKHHAJA010を購入し交換しました。
こちらは作動力は100gです。
するとバッチリ!
元通りのM590に復活しました。
今回の経験から、マウスが壊れるのはスイッチの寿命で約2年くらいです。
となると、スイッチの交換で復活できるのなら10年くらいは使えそうです。
これはいい方法を発見した。
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