スノコベッドの製作

25年以上使ってきたベッドがついに壊れたので、新しいベッドを作りました。

 

 

経緯

前回お知らせしたように、25年間使ってきたベッドが壊れてしまいました。

ここに至る前にもベッドの左右をつなぐ板が外れたこともあり、その都度直して使っていたのですが、マットレスを敷く部分がいかにも風通しが悪そうだったので、この際スノコベッドを作ることにしました。

ついでだから4隅の脚だけ接地させ、後はすべて持ち上げることにしました。
こうすることによって、風通しが良くなることとルンバが自由自在に通ることができるようになります。
カビ対策として効果絶大!  と思います。

ネットを調べると、スノコベッドは色々発売されていますが、ほとんど6本脚です。
つまり6本でないと中央がたわんでしまうわけです。
それだけ弱い板を使っているというわけですね。

自分で作るのだから、4本足で十分持つような丈夫な構造としました。

なおベッドボード(ベッドの頭側にある板、もしくは小物を収納する棚がついたもの)は、従来のものが十分使えるのでそのまま使います。

私のベッドはセミダブルですが、ついでに妻のベッドも作り変えることにしました。
こちらはシングル。

材料

ホームセンターで下見をした結果、材料は次のように決定しました。

フレーム

ホワイトウッドの2✕4材(長さ1,820のものが1本360円、2,440のものが1本657円でした。)
ポプラのLVL材(27✕40✕2700で1本217円)

スノコ

ポプラのLVL材

LVL材というのは厚さ2mmほどの細長い板を同じ方向に重ね合わせて接着したもの。
合板は木目が直角方向になるよう重ね合わせていますが、LVLは同じ方向です。
壁の下地の桟木に使われ非常に丈夫で曲がったりねじれたりしません。

最初角材を使おうと思いましたが、角材は乾燥によって割れることが多いので、2✕4材を2枚接着剤で張り合わせることにしました。

構造

図面は次の通り。
シングルベッドは横方向が1mになるだけだから省略。

縦方向のフレームに脚をステンレスボルトで固定。
ネジだと弱いし接着剤を併用すると後で分解できないから。

左右のフレームを繋ぐように横のフレームをネジで脚に固定。

それだけだと弱いので、ガッチリ組んだスノコをフレームにネジで固定して、全体で強度をもたせる、という構造です。

万が一の引っ越しや廃棄も簡単です。

図ではわかりにくいですが、横方向の2✕4材の内側にLVL材を固定し、その上にスノコを載せる構造としています。

製作

まずスノコ作り。

ネジを打つところはネジがスムーズに通るように直径4mmの下穴を開けておき、ネジの頭が飛び出ないように8mmのドリルで座グリをしておきます。

寸法通り切ったスノコをネジだけで留めていきます。

最初に外側を組み立てますが、直角を確認しながら慎重にネジ止めをし、動かないよう筋交いを留めます。

あとはどんどんLVL材を留めていきます。

で、出来上がり。

縦のフレームにスノコを載せるLVL材をネジと接着剤でガッチリ固定します。

出来上がりはこんな感じ。

 

塗装

フレームは見えるところだけ塗装しました。

着色は普通オイルステインか水性ステインを使用しますが、持っていないので手持ちのキシラデコール(ウォールナット色)で色付けしました。

十分乾いてからクリアウレタンで塗装しました。

組み立て

ベッドを設置する場所へ材料を運んで、まず縦のフレームに脚をボルトで取り付けます。

横のフレームを脚にネジで止めます。

ここまでは上下逆さまの状態で組み立てていますので、ひっくり返して正常な向きにします。

スノコをフレームにネジで固定すると出来上がり。

かなり丈夫です。
風通しもよさそう。

2台一気に組み立てました。

かかった金額は2台で1万円くらいだと思います。

Posted by kazu-DIY