
合板を使用したタイヤ溝ゲージの製作
2万5千km走行したダンロップ ルマンⅤ(195/65R15)、まだ溝が残っているものの走行音が大きくて気にくわないので、早めに交換しようと思い、残り溝の深さをノギスで測ってみました。
するとなんと4.8mmもあるではないか!
メーカーに問い合わせてみると新品時は6.3mmだから1.5mmしか摩耗していないことになります。
どう考えてもおかしいので、100円玉を使って調べみました。
100円玉の各部の寸法は次の通りなので、これを利用します。
あれ5mmよりかなり少ない。
反対側で測ると
4mmよりもさらに少ないではないですか。
ざっと3.5mm位ですが正確にはわかりません。
どうやらノギスで測るとデプスバーの先端が尖っているので、ゴムが凹んで実際より測定値が大きくなるのでした。
市販のタイヤ溝ゲージはどれも同じように尖っているので、正確に測れそうにありません。
そこで、先端の面積が広いゲージを作ることにしました。
手元にあった4mm厚の合板を次のように切り、
必要な箇所に木工用接着剤を塗り、クランプで固定します。
乾燥したら次のようになります。
2つの部品を挿入したところ。
CADを持っているので目盛を製作します。
CADがなければ物差しをコピーしてもいいし手書きでもいいです。
目盛を両面テープで貼って出来上がり。
これを使ってタイヤの溝を測ってみました。
製作している途中でタイヤをルマンⅤからミシュラン クロスクライメート+に交換したのでミシュランの溝の深さです。
7.8mmですね。
溝に当たる部分が尖ってないので正確なようです。
ただし合板の4mm幅ではタイヤの溝幅より広いので、少し削ってタイヤ溝の底まで届くようにしています。
かかった費用は0円。
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