ガレージジャッキをスズキソリオ用に改造した~ゴム製のジャッキアダプターは不可
我がソリオも購入後1万kmを走行したので、フロントの外側がかなり摩耗してきました。
タイヤを前後でローテーションさせたいのだけど、まだこの車をジャッキアップしたことがないのでありました。
というのも中古で買ったこの車、最初からスカートが付いていてジャッキアップが面倒そうだったのです。
で、まずはジャッキアップポイントを確認。
まずフロント
リアも同じようにジャッキアップポイントがあります。
フロントもリアもこの部分だけ鉄板がゴツくなってます。
今まで使っていたガレージジャッキがこれ。
溝が入ったゴム製のジャッキアダプターを付けています。
これはソリオには使えません。
というのも今までは日産のセレナだったので、ジャッキアップポイントの構造がソリオとは違っていたのです。
日産車の断面の構造を示すと次のとおりです。
セレナなどの日産車はジャッキアップポイントに下に出っ張っている部分は強度がなくそこを持ち上げると容易に変形してしまいます。
持ち上げるのはその両側の図で赤で示した部分なのです。
だからジャッキアダプターには溝が切ってあるのです。
それに対してソリオなどのスズキ車は次のような構造になっています。
赤で示した垂直部分が丈夫な構造になっており、この部分を直接持ち上げます。
したがってソリオの車載工具のジャッキもご覧のように車体を持ち上げる部分は平らになっています。
ということで、うちのガレージジャッキはこのままでは使用不可。
改造が必要です。
ジャッキアダプターを外すと次のようになります。
このままでも使えるのですがちょっと受けの面積が小さいので危ない。
さらにできたら木で受けたほうが車体にも傷がつきにくいと思います。
そこでホームセンターを色々探して見つけたのが「ナット付き座金」という部品です。
なんか使えそう。
こういうのを考えるのが一番楽しい瞬間ですね。
まず、手持ちの木材を直径70mmほどにカット。
中心にナットが入る穴を開けます。
これと先程の各座金を合体させネジで固定します。
これを短く切ったM12のボルトを使ってジャッキに固定します。
ジャッキアップしたところ。
いいじゃないですか。
ちゃんとジャッキアップポイントの丈夫な部分を支えています。
ちょっとくらい中心からずれても大丈夫。
スカートにも干渉しません。
かかった費用は角座金とボルトで200円くらい。
次回はこのジャッキを使って前後のタイヤのローテーションをします。
前後タイヤのローテーションはこちら。
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