キッチン照明ダウンライト化

 

キッチンの照明を蛍光灯からダウンライトに変更しました。
想像以上の結果でした。

 

インバーター蛍光灯の欠点

最初我が家の天井照明器具はほとんどがインバーター蛍光灯でした。
20年位前はとても流行していたのです。

確かにちらつきがなくすぐ点灯するので良かったのですが、大きな欠点が。

インバーター回路の基板が数年で壊れるのです。

 

我が家のキッチン照明の変遷

インバーター蛍光灯

一番苦労したのがキッチンの照明です。

最初直管40Wの蛍光ランプを使ったインバーター蛍光灯だったのですが、数年経ったら付かなくなりました。
蛍光ランプを交換してもだめ。

メーカーに見てもらったら、インバーターの基板が壊れていました。

交換したらお金もかかるし、どうせまた壊れるだろうからインバーター式はやめることにしました。

 

グロー式蛍光灯

それならばとホームセンターに行き、一番安い工事用の40Wのグロー式蛍光灯を買ってきました。
カバーも付いていない簡素なものです。

それを分解して、安定器などの部品を取り出し、元からあったインバーター蛍光灯器具に移植しました。

昔からの形式の蛍光灯に戻ったわけです。
これでとりあえず、数年ごとのランプ交換で済みます。

もうインバーター蛍光灯はこりごり。
他の部屋のインバーター蛍光灯も順次壊れていきました。

 

直管LED

そのうちLEDが流行りだしたので、ネットで直管LEDを購入し、元々の器具を再び分解しLEDを取り付けました。

安定器などの部品を取り外し、直管LEDの両端に直接100Vがかかるように回路変更しました。

そしてさらに数年経つと、そのLEDは安物だったのか点灯しなくなりました。

結構苦労してるでしょ。

ここまで写真はありません。

そこで思いついたのが、照明器具をLEDダウンライトにすること。

 

購入

LEDダウンライトは通販で購入しました。
機種はDAIKOのDDL-102YW。
1個1,300円位でした。

白熱電球60W相当の光束で、消費電力は1個5.2W。
4個付けるので合計20.8Wです。
蛍光灯の半分位の消費電力です。
天井に開ける穴の直径は10cmです。

 

設置

施工は2015年7月5日
以下の工事をするためには電気工事士の資格が必要です。
ちなみに私は持っています。

天井の穴開け

ダウンライトを複数個埋め込む場合は一直線にならないとおかしいので、メジャーを使って正確に計って印を付けます。

自在錐を用い直径10cmの穴を開けます。
天井の材質は石膏ボードだから楽々。
それっ


もうそろそろ開くかなと思った瞬間
ガガガガー

何じゃこりゃ

軽天がありました。

これは天井材を固定するために天井に碁盤状に取り付けられている鉄製の部材ですが、その存在をすっかり忘れていました。

天井材は鉄製のビスで取り付けられているので、磁石にくっつきます。

そこで次のような磁石で天井材に打たれているビスを探します。


ビスがあったら磁石がくっつくので、その場所にマスキングテープをちぎって印を付けます。


天井面に全部印を付けたら軽天の位置が一目瞭然となります。

気を取り直して穴を開け直します。
今度は軽天の心配はないのでどんどん開けます。

 

配線

事前に配線(VVF)を通しておきます。
元の照明器具に一番近いダウンライトに電源を接続し、そこから他のダウンライトに電線を送ります。

そのための「送り」という端子がダインライトには付いています。
配線が通りにくいところは針金を先に通し、通ったところで配線を針金に取り付け、針金を引っ張ってやると簡単に配線できます。

 

既存の照明器具の穴を補修

間違って軽天に当ててしまった穴は、同じサイズの円盤を木で作り、似たような色合いの壁紙を貼っておきました。

元の配線器具用の穴などは白いパテで埋めました。

点灯!

 

結果

ダウンライトにして大正解でした。

理由は次の通り。

・4箇所から光が出るので、キッチンの隅々までまんべんなく明るく照らしてくれる。
今まで暗かった端っこのパントリーや冷蔵庫の中まで明るくなりました。

・天井に埋め込まれているので、ホコリが付かない。

・今後壊れることはないと思われるが、万が一壊れてもダウンライトの穴の直径は、はどのメーカーも100・125・150mmと決まっているので、交換するのも簡単。

他の所もダウンライトにしようかな、と思った位です。

2022年6月7日

Posted by kazu-DIY